*

Visual Studio 2015でOpenCVを動かすための環境設定

公開日: : 最終更新日:2015/09/09 Microsoft, OpenCV, Visual Studio, 未分類

OpenCVを利用してウェブカメラから画像を取得し、画面上に表示してみました。

コーディング環境は以下となります。

  • OS:Windows 10 64bit
  • 開発ツール:Visual Studio 2015
  • 言語:C++

開発環境は構築されている前提条件とします。

もし、まだ開発環境が構築されていない場合は、以下の記事を参考して構築して下さい。

Windows 10にVisual Studio 2015をインストール

 

作業流れとしては、

  1. OpenCVライブラリをダウンロード
  2. OpenCVライブラリを利用するためにWindows環境変数設定
  3. OpenCVライブラリを利用するためにVisual Studio設定
  4. テストコーディング(Windows 64bitのコンソールアプリケーション)

となります。

さー、始めましょう!

 

OpenCVライブラリをダウロード

OpenCVは公式サイトからダウンロードが可能ですので、以下のリンクをクリックして公式サイトに接続します。

OpenCVは公式サイト

01_0-1_open_cv_download

本記事では、OpenCV 2.4.11を利用しますので、Windows用OpenCV 2.4.11をダウンロードしましょ~!

01_0-2_open_cv_download

01_0-3_open_cv_download

ダウンロードしたファイルを起動するとOpenCVの解凍処理に進みます。任意の場所に解凍してください。

本記事では「C:\dev\lib」配下に解凍します。

01_1_open_cv

解凍が完了すると「opencv」といるフォルダが生成されています。本記事ではバージョンを明確にするためにフォルダ名を「opencv-2.4.11」に変更しました。

01_1-2_open_cv

↓↓↓

01_1-3_open_cv

次は、ソースコード上で静的リンクライブラリの指定が可能にするために「opencv_lib.hpp」を作成しましょ~!

作成場所は「C:\dev\lib\opencv-2.4.11\build\include\opencv2\opencv_lib.hpp」となります。

opencv_lib.hppの内容は「C:\dev\lib\opencv-2.4.11\build\x64\vc12\lib」配下にあるlibファイルを参考して作成します。

 ※「C:\dev\lib\opencv-2.4.11\build\x64\vc12\lib」配下を利用する理由?!

  • opencv-2.4.11ではVisual Studio 2015用ライブライは含まれていないので、Visual Studio 2013用のライブラリ(vc12)を利用します。
  • また、本記事では64bitアプリケーションを作成しますので「C:\dev\lib\opencv-2.4.11\build\x64\vc12」配下のファイルを利用します。

「C:\dev\lib\opencv-2.4.11\build\x64\vc12\lib」配下には「opencv_…d.lib」と「opencv_….lib」がありますが、「opencv_…d.lib」はデバッグ用ライブラリです。

そのため、以下のような内容を作成します。

01_2_open_cv

↓↓↓

01_4_open_cv

 


#if _DEBUG
#pragma comment(lib, "opencv_calib3d2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_contrib2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_core2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_features2d2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_flann2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_gpu2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_highgui2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_imgproc2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_legacy2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_ml2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_nonfree2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_objdetect2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_ocl2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_photo2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_stitching2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_superres2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_ts2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_video2411d.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_videostab2411d.lib")
#else
#pragma comment(lib, "opencv_calib3d2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_contrib2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_core2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_features2d2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_flann2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_gpu2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_highgui2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_imgproc2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_legacy2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_ml2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_nonfree2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_objdetect2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_ocl2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_photo2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_stitching2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_superres2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_ts2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_video2411.lib")
#pragma comment(lib, "opencv_videostab2411.lib")
#endif

 

Windows 環境変数設定

opencv_lib.hpp作成が終わったら、Windowsの環境変数のpathにOpenCVの動的ライブラリを登録しましょ~!

動的ライブラリが配置されてる場所は「C:\dev\lib\opencv-2.4.11\build\x64\vc12\bin」ですね。

01_5-1_open_cv

01_5-2_open_cv

 

Visual Studio 2015 設定

Visual Studio 2015では、プロジェクトがOpenCVを認識できるようにOpenCVの「includeフォルダ」と「ライブラリフォルダ」を設定します。

まず、「ファイル>新規作成>プロジェクト」をクリックして、Win32コンソールアプリケーションの新しいプロジェクトを生成しましょ~!

プロジェクト名は「opencvsample」にします。

02_open_cv

03_open_cv

 

プロジェクトが生成されたら、x64用アプリケーションを作成するように構成を変更しましょ~!

「ビルド>構成マネージャー」をクリックして、アクティブソリューションプラットフォームを「x86」から「x64」に変更します。

04_open_cv

05_open_cv

これからOpenCVの「includeフォルダ」を指定します。

ソリューションエクスプローラーのプロジェクト名を選択し、マウスを右クリックすると、メニューが表示されます。

メニューから「プロパティ」を選択するとプロジェクトのプロパティページが表示されます。

プロジェクトのプロパティページの左側のツリーで「構成プロパティ>C/C++>全般」を選択します。右側の設定画面に「追加のインクルドディレクトリ」が見えますね?そこに「C:\dev\lib\opencv-2.4.11\build\include」を設定します。

06_open_cv

07_open_cv

 

次は、「ライブラリフォルダ」を指定します。

プロジェクトのプロパティページの左側のツリーで「構成プロパティ>リンカ―>全般」を選択します。右側の設定画面に「追加のライブラリディレクトリ」が見えますね?そこに「C:\dev\lib\opencv-2.4.11\build\x64\vc12\lib」を設定します。

08_open_cv

これで、コーディングの準備が終わりました。

 

テストコーディング

以下のようにソースコードを作成しましょ~!

10_open_cv

#include "stdafx.h"

#include <opencv2/opencv.hpp> // インクルードファイル指定
#include <opencv2/opencv_lib.hpp> // 静的リンクライブラリの指定

using namespace cv; // 名前空間の指定

int main()
{
    //width220, height150の画像を作成
    Mat src = Mat::zeros(150, 220, CV_8UC3);

    //赤色で画像にHello Worldを描く
    putText(src, "Hello World", Point(5, 50), FONT_HERSHEY_SIMPLEX, 1, Scalar(0, 0, 200), 2, CV_AA);

    //緑色で画像に線を描く
    line(src, Point(190, 25), Point(190, 45), Scalar(0, 200, 0), 3);

    //要素を直接操作し画像に点を描く
    for (int x = 188; x < 192; x++) {
        for (int y = 53; y < 57; y++) { // y座標
            for (int i = 0; i < 2; i++) { // i < 3にするとBGRすべての要素を200にする
                src.at<uchar>(Point(x * 3 + i, y)) = saturate_cast<uchar>(200);
            }
        }
    }

    //画像を表示
    imshow("", src);

    //ウインドウの表示時間(0はキーが押されるまで閉じない)
    waitKey(0);

    return 0;
}

コーディングが終わったら「Ctrl+F5」を押下し、作成したアプリケーションを実行してみましょ~!

11_open_cv

もし、以下のようなエラーメッセージが出力されたら、「Debug」モードではなく「Release」モードで実行してください。

12_open_cv

↓↓↓

13_open_cv

 

11_open_cv

以下の画面が出力されたら成功!

14_open_cv

 

※参考サイト

http://tomokop.hatenablog.com/entry/2014/03/20/014150

 

お問い合わせはこちら!

関連記事

vs2015c

Windows 10にVisual Studio 2015をインストール

Windows 10 64bit にVisual Studio 2015 Communityをインス

記事を読む

modern01

modern.IEに公開されている仮想マシンで、好きなWindowsバージョンをVirtualBoxで起動する

日々Web開発を行なっていると、様々なWindowsOSバージョン、Internet Exp

記事を読む

medium_153225000 (1)

Windows Server間のデータ移行に、robocopyコマンドがとんでもなく便利だった

photo credit: rudolf_schuba via photopin cc 生

記事を読む

small__6757040007

codeigniterで、PC版とスマフォ版のテンプレートを自動で振分ける方法

  スマフォ版とPC版のテンプレートを切り替えるために、毎回コントローラでユ

記事を読む

small__364815092

codeigniterのヘッダー、フッターはhookでなくloadで対応する

photo credit: mrlerone via photopin cc  

記事を読む

laravel_dev

Windows10にLaravel開発環境を構築

本記事は筆者のノートパソコンにLaravelプロジェクトの開発環境を構築した時のメモです。 構

記事を読む

vagranttop

VagrantをWindows7にインストールしてCentOSの開発環境を簡単に作る手順

毎日毎日サーバーにコマンドを打ち込み、10の指でプログラミングし、ディスプレイとにらめっこ。

記事を読む

libdecoderqr_logo

Visual Studio 2015でlibdecodeqrを利用してQRコードを読み取る

Visual Studio 2015開発環境で、OpenCVとlibdecodeqrを利用して、ウェ

記事を読む

お問い合わせはこちら!

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

お問い合わせはこちら!

35643
SourceTreeで差分ファイルを抽出

GitのクライアントでSourceTreeを利用する時、コミットの差分

2536_normal_1392167345_phpstudy
第104回 PHP勉強会に参加しました!

昨日「第104回 PHP勉強会@東京」に参加し、メイン発表をしました。

laravel_dev
Windows10にLaravel開発環境を構築

本記事は筆者のノートパソコンにLaravelプロジェクトの開発環境を構

1463577479_XAMPP
複数のXAMPPインストール

Windows環境でPHP開発をする際にXAMPPをインストールするこ

Laravel
Laravel 5.1 プロジェクト作成(インストール)

本記事ではLaravel 5.1 LTSを利用して開発するためにLar

→もっと見る

  • AWS構築 - クラウドアドバイザー
PAGE TOP ↑